2015年2月24日火曜日

我々はある種のア・プリオリな認識を有する、そして常識でも決してこれを欠くものではない。(2)

もし或る判断が厳密な普遍性を持つと考えられるならば、このような判断は経験から得られたのではなくて、ア・プリオリに得られたのである。

ア・プリオリな純粋判断が人間の認識に実際に存することは容易に証明できる。数学がその一例である。

我々の認識能力の純粋使用が事実として存在すること。

「物体」という概念から一切の経験的なもの(色、硬さなど)を抜き去っても、その物体が占めていた空間は残っている。空間は除去することができない。

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